永岡です、毎日放送テレビのニュース「VOICE」で、夏に関西の電力は本当に足りないのかの検証があり、この前橋下市長に突っ込んでいた大八木さん他の報告がありました。
関西電力は、今年の夏、一昨年並みの猛暑なら18%、去年並みでも5%足りない、だから原発を再稼働と言っています。
が、これに異を唱えているのが環境エネルギー研究所の飯田哲也さん、まず、揚水発電があり、これの465万kwが入っていないと指摘(関電は原発なしだと揚水発電は役に立たないと言っています)しています。飯田さん、この冬に関電は2400万kwしか供給できないと言っていたのに、飯田さんは2600万kw出来るはずと予測し、その通りになりました。そして、この夏も関電は2600万kwしか供給できないと言ってるのに対して、飯田さんは2900万kw出せると主張しています。
そして、他社からの電気融通があると言うのです。九州電力に、関門海峡にある送電線があり、この冬の寒さで九州の電気が足りなくなる+火力発電が2基止まり、この送電線、最大30万kwしか流せないとなっていたのに、140万kw流して助けた実績が出来たのです。
で、関西、こちらで万一足りなくても、中部、中国の余りが500万kwあり、さらに北陸も入れると、800万kwの余裕があるのです。
さらに、VOICEのスタッフが、去年の実績を検討したら、夏の6~9月の間に、需要が供給を上回る可能性があるのが6日間、それをさらく詳しく検証したら、足りない可能性があるのは23時間、全体のたった1%であり、つまりこの間だけ余裕のあるところから融通してもらえば問題はないのです。
ですが、関電は、原発を再稼働したいというばかりで、大八木さんの突込みにも答えませんでした。
関西で、精密機械、病院など停電したらアウトのところも多々あるのですが、関電は計画停電と言っているものの、実態は以上のようなものです。特に、足りないのは23時間と言うデータは貴重でした。
そして、裏で、朝日放送のキャストで、再稼働に揺れるおおい町を特集し、ジャーナリストの吉富有治さんの報告がありましたが、おおい町長の経営する企業(現在の社長はその息子)が、関電から4億円の事業を受注していたことが判明し、これに対して、おおい町長はまともな答えをしていませんでした。吉富さん、自分は原発に反対だが、おおい町は原発交付金がないと破綻する、そのコストを国民が負担することも必要との指摘がありました。また、ルポライターの藤井誠二さんも、原発自治体は原発マネーに支えられ、自立が妨げられているとの指摘もありました。
関西からの情報をお知らせいたしました。